シャトーラギオール


ライヨール
フランスにある2つのナイフメーカー。
どちらも由緒ある村の名を冠した2社のソムリエナイフを徹底比較。

数あるソムリエナイフの中でも、高級品として最も人気のあるのが、フランスのほぼ中央、オブラック地方のアヴェロン地域に位置する、ナイフとチーズでよく知られた小さな村「Laguiole」の名を冠したナイフである。
ところがこの村の名を冠したソムリエナイフには、まったく異なるメーカーから多数の商品が市場に出回っている。
その中でも、代表格である2つのメーカーがある。

その名もスキップ社の「シャトーラギオール」
    ライヨール社の「ライヨール ソムリエナイフ」
どちらもフランスの会社だが、両社とも「我こそ本物」と自信満々。論争は「熱い冷戦」の様相を呈している。両社の主張は以下の通り
スキップ社(シャトーラギオール側)
  Laguiole村の伝統とイメージを生かし「ソムリエナイフ」を生み出したのは我が社である。ワインを熟知した者だけが真のソムリエナイフを作ることが出来る。
フォルジュ・ドゥ・ライヨール社(ライヨール ソムリエナイフ側)
  相手方はLaguiole村ではなく、ティエールという場所で作っている、我が社こそがLaguiole村の歴史を背負った本物である。
両社共に一歩も引かない状況が続いている。
(日本で言えば京都に歩道をはさんで本家論争をしている「あぶり餅」を思い出してしまう...)
では、歴史の面から見るとどうなのか、次ページをご覧下さい。

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