またまた脱線???<Rum編>    ■



お久しぶりでございます。
何だかこのコーナーの始まりは、
いつもこの言葉になってしまいましたね〜。
久しぶりの更新で、バリバリ&がんがん
シェーク!!シェーク!!しまくろうかとも思ったのですが、
今回は「RUM ラム」を語ろうかと思います。

なぜ??と思う方もいるかもしれませんねぇ〜。
「カクテルレシピなんだから、混ぜろよ!」という御意見も聞こえてきそうですが、
今回は、(今回も?)あえて「RUM ラム」にスポットを当ててみようと思います。

実はこれには理由があります。
最近、わたくし“BartenderTETSU”はシガー(葉巻き)にはまっております。
葉巻きキューバラムと「かなり単純な」図式を辿ったのですが、
これが最高!!
もともとラムは好きだったのですが、
ラムの持つ独特な甘味が、チョット気になるところでありました。
が!!ここ最近、葉巻きを楽しむようになり、ラムへの評価が再燃!
これが最高の組み合わせなのです。
シングルモルトウイスキーや他のスピリッツ、ワインなど
色々試しては見たのですが、やっぱりラムが最高でした。
「名画 ブエナビスタ・ソシアルクラブ」で見た、
かっこいいオヤジ達がラムとシガーをこよなく愛した理由がわかりました。
そこで今回はラムの歴史、お薦めなどをご紹介しましょう。

ラムの歴史はちょっと悲しく、「奴隷制度」の歴史と重なります。
18世紀ごろ、航海技術の進歩とヨーロッパ諸国の植民地政策によって
はじまった「三角貿易」によってラムは一躍有名になります。
まず、アフリカからインド諸島に、黒人が奴隷として連れてこられて
サトウキビ栽培をし、カラになった帰りの船に糖蜜(サトウキビから作られたラムの
原材料)を積みアメリカ・ニューイングランドに運ぶ。
そして、そこで造られたラムを積み込みアフリカへ戻り、
ラムを身代金(預かり金がわり?)としてアフリカ人を積み込む。
そんな悲しい歴史を辿ったラムは中南米から世界へと広がっていったのです。

そしてサトウキビが多く栽培される南国では、
盛んにラムが造られるようになり、
現在日本でも数多くのラムが発売されています。
風味(製法)によるタイプ分類はライトラム、ミディアムラム、ヘビーラムの3種類
に分かれ、色による分類ホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムの3つに分かれます。
まず一番有名な銘柄はホワイトラム、ゴールドラムは
「BACARDI バカルディ」社のラムでしょう。
主にカクテルベースに使われる事が多いことで有名です。
また、南米北部デメララ川沿いで造られた原酒をイギリスで熟成された
「LEMON HART レモンハート」やカリブ産の「RONRICO ロンリコ」などが
有名どころで、ラム入門編としてはGOODでしょう。
そしてある意味、1番メジャーなのが「MYERS'S RUM マイヤーズ」でしょうか。
レゲエミュージックの国ジャマイカで造られる
香り、甘味が重厚なダークラムでしょう。
また、その名の通り「REGGUE RUM レゲエラム」といスパイシーなラムもあります。
日本でレゲエが大ブレイクしたころから急激に人気がでましたね。

 

 

その数々のラムの中でも、今回“BartenderTETSU”がおすすめする一押しはラベルの☆青い一つ星☆が有名な「BARBANCOURT バルバンクール15年」です。ハイチ島で造られるミディアムタイプのラムです。
内側を焦がしたオーク樽で熟成された、豊かで奥深い香りは「ラムって深いなぁ〜」と思わせる豪華な味わいです。
是非、お気に入りのシガーと一緒にゆっくり味わってみては??

雲一つない、ピーカンの日、草の上に寝そべって、レゲエを聞きながらマイヤーズソーダやラムコークをゴクゴク。
キャンプの最後に焚き火をしながら、神聖で幻想的な炎を見つめながらキューバ音楽を聞きながら、上質なシガーとラムのストレートをちびりちびり。
どっちもサイコ〜!
今年の夏はビールも、トロピカルカクテルも、テキーラも、チューハイも良いけど、
是非!!ラムの世界をのぞいてみては?????



はっぴ〜ば〜すで〜!“BartenderTETSU” !
いつかはオイラもシガー&ラムでかっこいいオヤヂになれたらいいなと思います。
でも、あれよね。やっぱしビアのんじゃうのよね。バリバンクールクルミチル